最近、普通の白米(うるち米)の品種が多様化しているように、香り米、古代米、インディカ米などの個性的なお米も出回り、スーパーなどで手に入るようになっていますね。
今回は私の好きな『黒米』について。
黒米、赤米は「
古代米」とか「
色素米」などとも呼ばれます。
『
赤米』は縄文時代に日本に伝わり、日本で最初に栽培されたお米と言われています。
同じ頃、中国や東南アジアで栽培されていたのが『
黒米』だそうです。
黒米は“不老長寿の米”として中国歴代の皇帝に献上されたことから貢珍米として喜ばれていたようです。古代からお祝いの席で出された黒米を真似て、
おはぎが作られるようになったとの説も本で読んだことがありますが、確かに・・・似てますね。
栄養価も高く、中国では、
肌がきれいになり、髪が黒くなり、若返りすると言われているそう。黒い色素のアントシアニンには
動脈硬化やガンを防ぐ効果もあるとか。
このたび、静岡・修善寺で『黒米』を栽培している方から直接、おすそ分けしていただいたので、贅沢に思う存分、炊いてみることにしました。
いただいたのは二分づきのもの。
黒米は研ぎ過ぎるとせっかくの色素が溶け出てしまうので、さっと洗って炊いて、普通に洗った白米と混ぜて炊くだけでOK。
今回はできるだけそのままの味、食感を確かめるため、黒米に少しミルキークイーンというお米を混ぜてみました。炊き始めてしばらくすると、素材の強さを感じる香りが部屋中に・・・。
まずは、少しすりこぎでつぶして、きなこをかけて、おはぎ風に。
香りが強いからだめかな・・・と思いつつ、娘の朝食に出したところ、完食。
デザートとしていただくなら、中にうぐいす色の餡などを入れたら、もっとおいしくなって、きれいでしょうね。。。おやつには黒米を浮かべたココナッツ汁粉を作ろうかな。
白米に少し(お好みで1~3割くらい)入れて炊くとピンク色になってとてもきれいな黒米。
ちょっと白米ごはんに飽きたときに、いかがですか?